【元店長が激白】ペットショップから迎える6つのデメリット

子犬ペットショップ ペットショップ 子猫のお迎えガイド


ペットショップは様々な品種の子たちを一度に見られる手軽さある一方で、多くのデメリットがあります。

本記事では、元ペットショップ店長がペットショップから子犬と子猫を迎えるメリットだけではなく、実際に働いていたから分かる6つのデメリットを、事例を交えてご紹介します。

ペットショップで迎えるメリット

①気軽に立ち寄れる

仕事終わりに立ち寄ってみたら、ひとめぼれしました。

ペットショップは、お迎えの意思に関わらず気軽に立ち寄れるのが大きなメリットです。中には仕事終わりに立ち寄った際に一目ぼれした子をお迎えすることも。

②扱っている種類が多い

どんな品種が私たちに合っているか、教えてもらえませんか?

ペットショップでは、小型犬から大型犬まで、そして猫ちゃん、鳥類や爬虫類など様々な種類を扱っているため、実際に会ってから相性を決めたいという方にぴったりです。
実際に猫のベンガルとペルシャは、性格は真逆!その違いを実際に見て確認することができますね。

③グッズも一緒に購入できる

この子にあう食器やケージも教えてください

事前に準備をしていなくとも、ペットのお迎えにあわせて必要な飼育グッズやごはんを実物を見て、同時に購入できるのも大きなメリットです。

犬写真

ペットショップ6つのデメリット

ここからは、実際に働いていたからこそ分かる、ペットショップの6つのデメリットをご紹介します。

かなりセンシティブな内容にびっくりするかもしれませんが、「はやく知りたかった・・・」と後悔する前にぜひ目を通してみてください。

①経験のデメリット

犬写真

散歩ができるようになるまでが大変でした…

ペットショップにいる子犬や子猫は、お店の中のショーケースで家族を待ちます。つまり、自分のテリトリーがかなり狭い状態で過ごしてきました。

そのため、いざ新しい家族のもとへ迎えられて外の世界に出ると、今まで見たことのないトラックや車、聞いたことのない掃除機や踏切の音、初めて過ごすリビングや河川敷など、たくさんの刺激に触れることになります。

結果、外に出ること自体を怖がったり、散歩中に動けなくなったりする子もいます。

特に幼少期は、さまざまな人や犬、音、場所などに少しずつ慣れていく大切な時期です。

その経験が十分にできていない場合、新しい環境に慣れるまで時間がかかり、「散歩に連れて行きたいのに歩いてくれない」「外を怖がってしまう」と悩むことがあります。

②血統のデメリット

遺伝

お迎えしてから半年後に血統書が届きました。内容を確認すると、父方にも母方にも同一わんこがいることが分かりました。

ペットショップは近親交配だと分かって販売していたのですか?

自家繁殖型のペットショップではない限り、ペットショップは両親の体格や詳しい血統のことは確認していません。

つまり、血統書が後から届いて初めてどのような血統なのかを知れるのです。もし近い血縁関係にある犬同士で交配されていた場合、健康上のリスクが心配です。

純血種の血の濃さというのは現在大きな課題となっており、決して他人事ではありません。

③感染症のデメリット

犬写真

お迎えして1週間後にこの世を去りました。私たちにとって、はじめてのわんちゃんでした。

これは、致死性の高いパルボウイルスに感染していた子犬を迎えたご家族様からの相談内容の一部です。
多くの動物たちが集まるペットショップにおいて、感染症(細菌・ウイルス・寄生虫)に罹るのを防ぐというのは難しいのです。


感染症には潜伏期間があります。つまり、お迎えした後に発症すると、下痢や嘔吐、食欲不振による体調不良のお世話が必要で、ご家族様は仕事どころではなくなる可能性があります。

これは、ご家族様にとっても、動物たちにとっても不運でしかありません。

④健康のデメリット

子犬

これまでペットショップでわんちゃんを迎えてきましたが、ブリーダーさんから迎えるとこんなに骨格がしっかりしていて重いのですね。


ペットショップの子たちに、どのような印象を持ちますか?「小さくて可愛らしい」「守ってあげたくなる」といった印象を受ける方は多いのではないでしょうか。しかし、それには訳があります。

ペットショップにいる子たちは、比較的小さく、骨格が軟弱な傾向にあります。これは、太陽の下で運動することが制限されている環境にいるためです。運動しなければたくさん食べることができません。なにより、筋肉と骨が育ちにくいです。

運動不足は体を支える筋肉を弱らせ、骨格の歪みや姿勢の崩れを招く大きな原因となります。

結果、栄養不足で食糞する子が多くなったり、骨折しやすかったり、また超小型犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)を発症しやすくなります。

「小ささ」「儚さ」は子犬にとって当たり前ではないことを知ってください。

⑤金銭的デメリット

財布

まさか、約2倍の金額になるとは思いませんでした。

かなりの好立地にペットショップが店を構えられる理由は、生体価格とは別のオプションの存在があるからです。

例えば、25万円の生体販売の猫ちゃんには、8万円程度は別途で必ず必要です。これは、ワクチン接種費用や健康診断費用、駆虫費用など既に実施している医療分を支払わなければならないからです。
さらに、猫ちゃんが病気になったり、死亡した時につかえる保障オプションがあります。場合によっては別途14万円。他にも様々なオプションが組み合わさり、最初に聞いていた生体金額の約2倍の費用が必要になる可能性があります。

個人的には、ペットショップの保障より、ペット保険の方がどこの病院でも使えるため、おススメです。

⑥接客の質のデメリット

子犬

『この子は甘えん坊ですよ』と言われていましたが、迎えてからそんな様子はありません。

ペットショップの店員は、店長から正社員、アルバイトさんで構成されています。そのスタッフさんたちから可愛がられるメリットがある一方、デメリットがあります。

それは、接客するスタッフによっては出勤日数に差があり、その子が生まれてからどのように過ごしてきたのか、どんなことが好きなのかという「個性」まで把握できていない場合があるという点です。

私自身、ヘルプスタッフとして別の店舗のペットショップに出向いた際、目の前にいる子について十分な情報がない状態でご説明することの難しさを感じたことがあります。

だからこそ、

「この子は、どんな環境で生まれ、どのように育ってきたのか」

そんな、この子だけの情報を詳しく知りたい場合は、実際に生まれたときから成長を見守ってきたブリーダーから話を聞くことが、一つの方法です。

すると、お迎えしたあとに「こんな子だとは思わなかった」と戸惑うことは減り、その子らしさを理解した状態で、新しい生活を始めることにつながるでしょう。

ペットショップは本当にダメ?

子犬

すべてのペットショップに上記の問題やデメリットがあるわけではありません。

実際に、健康管理や衛生管理、スタッフ教育に力を入れている店舗もあります。


しかし、

あなたは、

本当にゼロから育てる必要はありますか?

ここまでお話ししてきた通り、子犬も子猫も、何も知らないまっさらな状態ではありません。

産まれてから新しい家族のもとへ行くまでの間にも、たくさんのことを経験しています。

ママ犬・ママ猫のぬくもりの中で眠り、兄妹とじゃれ合い、ときにはケンカをして。人の手に抱かれ、ごはんをもらい、「人は安心できる」と少しずつ覚えていきます。

つまり、あなたが家族として迎えるその子には、すでに「これまでの暮らし」があります。

だからこそ私たちは、ただ子犬や子猫を販売して終わりではなく、その子が生まれ、育ってきた場所。

産まれた実家から、新しいご家族へと引き継ぐことが大切だと考えています。

いえ、家族ならば知る権利があります。

どのような親から生まれ、どんな環境で育ち、誰に愛情を注がれてきたのか。

この子にはどんな個性があるのか。

それを知ったうえで迎えることは、ご家族様にとっての安心につながるだけではありません。

動物福祉を考えたときにも、私たちは「実家から家族へ引き継ぐ」という選択が、もっとも自然で、よりよい形だと考えています。

ブリーダーから迎える時に確認したいこと

親犬


ここからは、生まれた実家、つまりブリーダーから迎える時の注意事項やデメリットについて説明します。

ブリーダーって?

ブリーダーとは品種の保存のために、計画的に繁殖させ、健康管理やしつけを行いながら育い、家族のサポートまで行う品種の専門家のことです。

ペットショップとは違い、ごく普通の一般家庭でブリードしていることもあれば、大きな敷地でブリードしていることもあります。出産や哺乳があるため、予約をしないと立ち入ることはできません。

ブリーダーから迎える時の注意事項

ドックショー

ブリーダーから迎えるということは、1対1で取引を行うという契約を意味を指します。

間にバイヤーやペットショップが介入することはありません。

つまり、子犬・子猫の情報の全てはブリーダーのみが握っているということを忘れないようにしてください。

この情報とは、病気や感染症だけではなく、トイレの覚えづらさや吠え癖、嘔吐しやすい傾向にあることなど、生活に係る全てのことを指します。

心臓

具体的に言えば、子犬も子猫も、先天性の心臓病は見た目では分からないことが多いです。そのため、「この子は軽度の心臓病があります。」とブリーダーがご家族様に正直に伝えなければ、ご家族様はお迎え前に気付くことはできません。

ブリーダーだったら安心して取引できるという訳ではないという事です。


そのため、少なくとも、親の情報、生まれ育った環境、健康管理、その子の性格、これまでの暮らしを確認してお迎えしたほうがいいでしょう。

子犬

ブリーダーから迎える時の注意事項

親犬・親猫情報

どのような親から生まれたのかを知ることで、その子のルーツを知ることができます。可能であれば、実際に親犬・親猫の様子も確認してみましょう。ブリーダーと信頼関係を結べているかも大切なポイントです。

生まれ育った環境

子犬・子猫が、これまでどのような場所で過ごしてきたのかを確認しましょう。清潔さだけでなく、母犬・母猫や兄妹とどのように過ごしているかを確認するのも大切です。

健康管理(健康診断書)

お迎え前にどのような健康管理を受けてきたのか、獣医師による健康診断書で確認しましょう。ワクチンや駆虫など、これまでに行われた管理についても聞いておくと安心です。

その子の個性

人が好きなのか、慎重なタイプなのか、兄妹の中ではどのように過ごしていたのか。その子を実際に育ててきたブリーダーだからこそ知っていることがあります。

これまでの暮らし

何を食べていたのか、どのような遊びが好きなのか、どんなふうに過ごしていたのか。これまでの暮らしを引き継ぐことで、新しい環境にも少しずつ慣れていきやすくなります。

さいごに

多くの方は、「どの子にする?」と子犬・子猫を探します。そして、「ちゃんと育てなきゃ!」と責任を感じてお迎えされます。

しかし、その子が「どこで生まれ」「誰に育てられ」「どんな時間を過ごしてきたのか」まで知れると、知っているからこその心のゆとりがでてきます。

その子を探すだけではなく、その子の「実家」から探す。


私たちは、ご家族様が安心してお迎えできるよう様々な観点からブリーダーに聞き込みを行い、ご家族様の間に入り、素敵な環境で子犬と子猫を育んでいる優良ブリーダーをご紹介しています。

是非、実家の玄関を開けて、家族が生まれ育った空気感も肌で感じてみてくださいね。

子犬

fumi fumi合同会社
東京都港区南青山2-2 5F
代表 藤本真央
・愛玩動物飼養管理士 2級
・元ペットショップ店長
・メディア出演 ABEMA Prime

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