メインクーンと暮らす日常の質感
メインクーンと暮らしていると、「猫と生活している」というより、「もう一人、落ち着いた同居人がいる」という感覚に近いです。
体は大きいのに、性格は驚くほど穏やか。部屋の空気が常にゆったりしているのを感じます。そして、寝てたかと思いきや足元にやってきて、トイレ掃除の邪魔までしてくることも(手伝っているつもり)!
本記事では、世界最大級の大きさを誇るジェントルジャイアント(穏やかな巨人)、メインクーンの魅力を経験と世界標準の目線からお伝えします。
本記事で最も重要な内容
✔迎える前に、病気は防げる。確認法は?
メインクーンの特徴
| 気質 | 優しい |
| 成熟時期 | 4歳を目途に成熟する ※大きさは1歳頃までにある程度決まる |
| 寿命 | 12.5年以上 |
| 毛色 | 様々な毛色・模様がある 大胆な渦巻き模様のクラシック、縞模様のタビーなど |
| 体重 | オス:8~10㎏ メス:5~7㎏ ※日本にいるメインクーンは上記より小さめ |
メインクーンの性格は?同じ空間にいることを好む猫
社交的な性格を持ち、犬や他の動物、そして複数の猫と暮らすご家庭でも自然に馴染める、柔軟性の高いパートナーです。年齢を問わず活動的な大家族にとっても相性がよく、にぎやかな環境の中でも自分のペースを保ちながら共存できます。
その堂々とした体格に反して、性格は非常に穏やかで温厚。人懐っこく、初対面でも警戒しすぎることが少ないため、家族以外の人とも比較的スムーズに関係を築けます。おどけた一面もあり、日常の中でさりげなく笑いを生む存在です。
また、飼い主の行動に自然と寄り添う傾向があり、部屋から部屋へと静かについて回ることも珍しくありません。ただし、過度に密着するタイプではありません。お膝の上に長く留まるよりも「同じ空間にいる」ことを好みます。この距離感が、心地よい関係性を維持しやすくしています。
時には「お手伝い」をしているかのようにじゃれあってくる様子も見られ、愛らしくいたずらっ子な一面もある、愛嬌のある猫種です。
メインクーンのお手入れ法は?その個体によって違う
子猫の被毛は、成猫のメインクーンに比べて薄く短い傾向があります。成猫のメインクーンは、肩の周りが短く、腹部、尻尾、首周りが長い二層構造の被毛を持っています。
被毛の種類や質感は、毛色や祖先の血統によって異なる場合があります。綿毛のようなふわふわとした被毛を持つメインクーンは、毎日のブラッシングと定期的なグルーミングが必要です。
一方、絹のような被毛を持つ個体は、それほど手入れは必要ありません。
ただし、被毛の種類に関わらず、子猫の頃から定期的なブラッシングを始め、生涯を通じて続けるのがおススメ。メインクーンは注目されることやグルーミングされることを好みますが、毎日のグルーミングを続けるよりも「ライオンカット(丸刈り)」にしておく方が楽だと感じる飼い主さんもいますね。
ライオンカットは飼い主さん自身でする場合もありますし、獣医師さんにお願いする場合も多いでしょう。
メインクーンの爪は、子猫の頃は頻繁に(週に1回)、成猫になったら頻度を減らして(2~3週間に1回)切るようにしましょう。

どこよりも詳しいメインクーンの値段は?平均値
ペットショップの場合 徹底比較
ペットショップ3社の平均を調査
平均 348,000円(税込)
160,000~478,000円 2026年4月時点
元ペットショップ店長からのアドバイス
上記の値段から、プラスで10~20万円は必要だと考えた方がいいでしょう。
生体保証のオプションや、既にかかった医療費は生体価格とは別で必要です。
ブリーダーからの場合
優良猫ブリーダー紹介サイトの「ペットの実家」で調査
平均170,000円(税込)
約160,000~180,000円 2026年4月時点
猫ちゃんと楽しく暮らしてほしい。
そんな想いから一緒に暮らしやすい価格でお引渡しをされているそうです。
紹介しているメインクーンについてはこちらペットの実家 池田ブリーダー
保護猫の場合
一般家庭から保護されたメインクーン、もしくはブリードを引退した親猫メインクーンが里親募集されていることがあります。
どの子も無料ではなく、猫ちゃんにかかった医療費として3~6万円の譲渡費用は必要です。
当サイトペットの実家では、ハンデのある猫ちゃんや、母親を卒業した猫ちゃんを「保護猫」として扱うのではなく、ブリーダーが家族探しができる仕組みを提供しています。
ハンデのある 里親様募集中の猫ちゃんはこちら
迎える前にほぼ分かるメインクーンの遺伝病
優良ブリーダー紹介サイト「ペットの実家」では、紹介している全てのブリーダーに対して、遺伝子検査をお願いしています。両親の遺伝情報が分かることによって、繁殖前に不幸な猫ちゃんを減らすことができ、ご家族様には安心してお迎えいただけています。
肥大型心筋症(HCM)
遺伝的要因により、メインクーンは肥大型心筋症(HCM)を発症しやすい猫種です。
メインクーンの場合、変異遺伝子の保有率は33.1%もあります。※
この病気は、心臓の様々な部位に異常を呈します。特に左心室の肥大、拡張が多く、進行していくと頻脈、食欲減退、活量低下、呼吸困難などがみられる心疾患です。心不全、大動脈血栓塞栓症は後肢の麻痺、突然死の原因となります。
メインクーンの場合は5~7歳齢で発症しやすいと考えられています。遺伝子検査による早期診断が可能で、定期的な超音波検査による検診が最も有効な予防・管理策です。
肥大型心筋症の遺伝子は優性遺伝のため、片親だけの検査では子猫の発症を防ぐことはできません。両親共にこの変異遺伝子を保有していないか(クリアと言います)確認する必要があります。
※2016~2020年で検査した株式会社VEQTA のデータより。
変異保有率とはキャリアもしくはアフェクテッドと診断された頭数を検査した全頭で割った時の割合です。
多発性嚢胞腎(PKD)
遺伝的要因もあり、腎臓に嚢胞ができる疾患です。進行していくと腎機能が低下していきます。多くが4歳以上の猫で発症します。
多発性嚢胞腎の遺伝子は優性遺伝のため、片親だけの検査では子猫の発症を防ぐことはできません。両親共にこの変異遺伝子を保有していない(クリアと言います)か確認する必要があります。
メインクーンの歴史
北米最古の自然発生品種の一つであるメインクーンは、猫種名は、原産であるアメリカのメイン州と、アライグマを意味するクーンに由来しています。
メインクーンの起源には、にわかには信じられない伝説があります。それは、飼い猫とアライグマの交配によって生まれたという内容。この説は、遺伝的にはありえないと結論付けされましたが、ふさふさとした尻尾と毛色がアライグマのようで、「メインクーン」という名前が採用されるに至りました。
もう一つの有力な説があります。フランス革命中にフランスからの脱出を計画していたマリー・アントワネットが、メイン州ウィスカセットに送った6匹の飼い猫がメインクーンの祖先であるというものです。
現在は、この品種は既存の短毛の飼い猫と海外の長毛種(おそらくニューイングランドの船員が持ち込んだアンゴラ種、あるいはバイキングがアメリカに持ち込んだ長毛種)の交配によって生まれたと考えています。
血統書団体・参考 2026.4時点
TICA https://tica.org/breed/maine-coon/
CFA https://cfa.org/breed/maine-coon-cat/
