ある年、息子の誕生日に子犬をプレゼントしました。それが私とチワワとの出会いです。
以来、息子より私のほうがチワワに魅了され、理想の犬を追い求め続けるうちに、いつしかブリーダーに。そして、現在に至ります。
【同じ居住空間で共に暮らすからこそできる社会化】
私たち家族は、在舎する犬たちと生活場所を共にしています。チワワ以外の同居犬は、大型犬である2頭のホワイト・スイス・シェパード。いつでも家族の目が届くところに犬たちがおり、お散歩もグループに分けてまめに連れ出します。時には犬たちを連れて旅に出ることもあります。
【私が思う理想のチワワ】
それだけ人との接触も多く、お散歩でも知らない人や犬、物、音、匂いなどいろいろな体験をするからでしょう。当犬舎の子犬たちは人馴れしやすく、気質的にも安定しており、お散歩デビューも楽にこなせますし、子犬にとって必要な社会化が充分なされていると自負しております。実際、オーナーとなられたお客様からも、そのようなお言葉を頂戴します。
本来のチワワは、怖がりでも寒がりでもありません。超小型犬ゆえに弱々しいということは決してないのです。
社会化やしつけの不足、そして接し方が間違っていれば怖がりにもなり、無駄吠えや咬むといった問題を引き起こすこともあるでしょう。また、寒かろうと過保護にすれば、その犬自身がもっている強さを失わせ、どんどん弱くしてしまうことでしょう。
小さな体であってもしっかりとした筋肉のある健康的な体をつくること、いろいろな体験をさせてあげて犬としての社会性のあるコに育てることは大切なポイントです。なぜなら、チワワは愛らしさと共に、“犬らしさ”も兼ね備えた犬種なのですから。
【これからお迎えする方へ】
犬を育て上げ、共に生活していく中には、悩むことや困ったこと、疲れること、いろいろあることでしょう。しかし、それを当たり前のことととらえ、そこからそれ以上の楽しみや幸せを見い出せる人が動物との暮らしに向いているのだろうと思います。
当犬舎では、我が子のように子犬を育て、どのコも幸せな一生が送れますようにと願いながら毎日の世話をしております。「送り出したあのコは元気にしているだろうか、すくすくと育っているだろうか、可愛がられているだろうか」、そう考えることはしばしばです。
たった1頭の犬と出会えたことが、人生の喜びであり、宝であり、幸せであると言っていただけるように、それぞれの子犬たちにとっても良きオーナー様と出会えるようにと、それが当犬舎の願いです。
ですから、どなたにでも子犬をお渡ししているわけではないということはご理解ください。
「お金で良い犬は買える。しかし、その犬のしっぽを振らせることができるのは愛情のみである/Money can buy you a fine dog, but only love can make him wag his(her) tail」という言葉があります。
ブリーダーとして、犬に惜しみなく愛情を注いでくださる方と、良いご縁がありましたら幸いです。
子犬が巣立った後も、オーナー様が必要とするできる限りのフォローはさせていただきたいと思っております。ご質問、お悩みなどございました場合には、お気軽にご相談くださいませ。